白と黒の恋人たち
白黒だから「白と黒の恋人たち」。
出てくる男子の美しさに気になっていたものの、きっと、また“あたしには難解すぎる愛の形”とかを想像しちゃって見る機会を逃してました。
でも、意外とイケたかも。
美男子の映画監督が、ドラッグで死んでしまった恋人をモデルにした映画を撮ろうとする。
美男子映画監督は、ドラッグ否定映画を作るはずなのに、ドラッグの運び屋で資金を作ることになってしまうというジレンマを抱える。
偶然出逢った女優を恋人にダブらせて撮影をしようとするけど、資金ぐりから起こる問題に振り回されてるうちに、愛し合い始めた女優は死んでしまった恋人の影が重荷になり、同じようにドラッグにはまってしまう。
とまぁ、こんな感じ。
美男子映画監督の主義の問題と、女優の葛藤が上手い具合に絡んでそうで、でも登場人物たちはそれに気が付いてないように感じるところが面白い。
美男子映画監督も女優も自分の苦しみだけで精一杯。
すったもんだしてるうちに撮影が始まると、劇中劇か現実なのかが混乱してくるところも面白いし。
あ、でもこれはあたしだけかもな・・・
ラストのあっさり具合もこの映画らしくて良い。
この映画らしいというか、この映画の主人公、美男子監督の間抜けっぽさらしいというか・・・
IMDb
し / 2004年02月01日
|
|
