ラブ・アクチュアリー
♪お〜りゅにぃずぅぃずらぁ〜ぶ (チャッチャチャララ〜)♪
はぁ・・・ もうね、年末、色々と弱まってるときにこんなもん見せられちゃ、誰でもイチコロです。 いや、弱まってなくても一ころだと思うけど。
しょっぱな、ヒュー様のナレーションがすでにツボ。 ヒュー様の甘い声で、愛について語られた日にゃ、誰でもイチコロです。 絶対の自信で。
たっくさんの登場人物がいて、全員が主人公。 その全員が全員、その人の持っている良い所というか、その人のイメージにぴったりな役柄を嬉々として演じているんだから、もう、それだけでもうれしくなってしまう。
しかも、映画が何本も作れちゃいそうな、たっくさんのエピソードが全部面白いんだからすげー。 詰まんない話、一個も無し。 その中に、それぞれ宝物にしたくなるような素敵なシーンが詰まってるんだから。
あたしがグッと来たのを挙げると、 ・結婚式での、友人(こいつがイイ!!)の、涙モノの演出。 ・ローラ・リニーがずっと片思いだと思ってた相手を部屋に招きいれたときの「一秒待って」のシーン。 あ〜、涙出そう。 ・自分では全然納得してない曲でカムバックしたロックじじいが、エルトン・ジョンのクリスマスパーティーを10分で抜けて、長年連れ添ったマネージャーの元へ帰ってきたシーン。 んっが〜、激涙。
あー、全部のシーンを書き出してしまいそうだわ。 あともう一個だけ。 ・当然、ヒュー様のシーンは全部良いんだけど、特に、記者会見で米国首相をやり込めるシーン。 思わず、見てて拍手しそうになった。 あ、あと、あのダンス・・・ 悲しいときに思い出せば、楽しくなれること必至。
う〜、まだまだあるんだけど。 エマ・トンプソンが一人で泣くシーンとか、ずっと好きだった、親友の新妻への紙芝居(?)シーンとか、ローラ・リニーと病気の弟のクリスマスのシーンとか・・・ とかとかとか・・・
そう、このローラ・リニーのエピソードは、鑑賞直後、すごく辛くて、ちょっと納得いかない気持ちだったんだけど、落ち着いて思い返してみると、そう、この映画は、“そこらじゅうに溢れてる愛”なのだ。 それを辛いと思ってしまったあたしは、まだまだだな・・・なんて。
この宝物のような映画を作ってくれた監督は、「フォー・ウェディング」や、「ノッティングヒル」の脚本を書いた人だそうで。 なるほど、そんな人だからこそ、こんな素晴らしい役者さんたちが集まったのかな。
とにかく、素敵な映画をありがとう。 宝物にします。
IMDb・試写会uhb
ら / 2003年12月25日
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