ミー・ウィズ・アウト・ユー
やっぱね、良かった。 最近では珍しく、思ったとおりに良かった。 久々に、自分が青春モノ好きだってことを思い出したくらい良かった。
お隣同士で育った、性格の違う仲良し女子二人、ホリーとマリーナの何年にも渡るお話。 前半は、子供。 何をしても可愛い。 わけもわからずドラッグを試したり、ビニールで作ったような服を着てても、可愛い。 いつも一緒にいて、それが楽しいってのが見てて楽しい。
でも、少しずつ大人になって行くほどに、少しツライ。 一緒にいることが、楽しくなくなっていくのを見るのは悲しい。
後半は、大人になった二人の優劣関係もはっきりして、常に優位に立つ、マリーナが憎たらしく見えてきたり。 そんなマリーナと離れることが出来ないホリーにも、苛立つ。
でもねー、この映画は、二人の成長していくお話と、ホリーとおにいちゃんのもどかしい恋のお話が平行して進んでいくから、後半は、この、恋のお話の方に、きゅぅぅぅんなのだ。
“ある意味”物心ついた頃から、思いあっているのに、ことごとく入るマリーナのちゃちゃのせいで、一向に思いを遂げられない二人。(いや、早い段階で遂げてるっちゃー、遂げてるんだけど) その二人が、はっきりした意識の元、通じ合うシーンが、んもう、きゅぅぅぅぅぅぅーーんなのよ。 事を終えた朝の会話が、絶妙過ぎで、おばちゃん、思わず画面に近づいちゃったもの。
はー、そんなわけで、前後半、ともに違う味で楽しめる、ほろ苦味の青春。 大好きだ。
IMDb
み / 2004年02月27日
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