白いカラス
むーん・・・ ま、邪な動機もあったし、その動機も満たされたので、よしとするか・・・。 するかぁ?
多分、あたしが理解できなかった面が大きいんだと思うけど、良く分からなくて、感動とかそういうの、全然無くて。 コレの真ん中にあるのは、“人それぞれが持つ自我”つーか、“その人の在りよう”みたいなものについてだと思うんだけど(思ったんだけど、)、そう思いながらも、なかなか入り込ませてもらえなくて。
アンソニー・ホプキンス演じる老人の昔の出来事は、丁寧に語られて、グッと来るところもあるけど、そこから現在までどんな風に思ってすごしてきたのか、もう少しだけでも見せてくれたらなぁ。
同じように、ニコール演じる“汚れたっぽい女”も、イマイチ現実味の無いキャラで。 こちらは、ニコールと、エド・ハリス演じる“イカレテルっぽい旦那”の関係が、謎めかされてるぶん余計に、あたし、はじき飛ばされ気味。 だってさ、旦那は本当にイカレテルのか、ニコールが虚言癖(だって、カラスに「結婚して」とか言ってたし。)なのかからして、判らないんだもん。 ん? 謎めいているのではなくて、ただ単にあたしだけが良く判ってないだけなのか・・・ あああ。
それにしたって、ニコールは、“汚れたっぽい女”っぽくしてるけど、全然汚れてないし。 ナチュラルウェーブパーマかけたてみたいな。 ちょこっとボディペイントしてみましたみたいなタトゥー描いてみましたみたいな。 35年間生きるか死ぬかみたいな生き方してきたけど、ボディラインもお肌も完璧ですみたいな。 イジワル視線過ぎ? でもさ、なんでもかんでもニコールに演らせるのもいかがなものかねぇ・・・ なんて。
邪な動機のカレは、もうね、セクスィ〜〜! スキとか嫌いとかそういう以前に、もー、なんつーか、あたしの中でのセクスィーというものが定義された瞬間を見たって感じ。 目の動かし方とか、手の置き方とか、そんなんに釘付けよ。 しかし、カレ、髪は伸ばせそうに無いのが、なんとも残念。
とか言いながら、最大の見所は、アンソニー・ホプキンス&ゲイリー・シニーズのダンスシーン! ま、まさか、一緒に踊ったりしないよね・・・うわー、踊っちゃってるよ〜〜!回っちゃってるよ〜〜!! ステキ過ぎ。
IMDb・マイカル江別
し / 2004年06月29日
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