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テープ

期待が外れると本来感じた以上に印象が悪くなるよね。
ダメだわコレ。
劇場に行かなくて良かった。
「ヘヴン」の二の舞になるところだった。
危ない危ない。

何がダメかって、もー、イライラしっぱなし。
お話の半分くらいの間、狭い部屋で、男二人であーでもないこーでもないと、話してるさ。
その内容も、最初のうちは何の話なのか、この二人はどういう関係なのかと興味が持てるけど、だんだんと、全然進まない会話にイライラ。
ま、それはそのイライラを感じることがポイントなのかと思って見ていられるんだけど、そのあーでもないこーでもないと話す二人を、なぜか不自然な角度で映してるところに大いに違和感。
ま、それも最初はその不自然な映り方が、話してる人物の立場とか心理を表してるのかも(あくまでも、“かも”)、と許せる。
しかし、それがずーっとその調子なもんだから、途中で飽きた。
飽きちゃうと、もう、不自然さにイライラするだけで。

見終わった後、お話を思い出してみると、意外と面白いような気はするのよ。
10年前の出来事に対する、登場人物3人の感じ方の違いとか、そこから来る立場の変化ぶりとか。

でも、せっかくの面白げなお話も、イライラのせいかどうか、3人の気持ちがさっぱり掴めなくて、さっぱり楽しめませんでしたとさ。

あー、イライラ。



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て / 2004年02月01日

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