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N.Y.式ハッピー・セラピー

全く期待していない自分と、ほのかに期待を抱いている自分が鑑賞への険しい道のり(時間的余裕)をクリアさせ、無事鑑賞。
期待してないのも期待しているのも、理由は、「Mr.ディーズ」と「パンチ・ドランク・ラブ」にアリ。

結果から言うと、面白かった〜
結構笑っちゃったし。
平日の昼間で、ぱらぱらなお客さんだったものの、周りの人たちが同じようなポイントで笑ってたのが嬉しかったかも。

お話は、アダム演じる気の弱そうな優柔不断男が、あれよあれよと言う間に災難にあって、どうにもこうにも逃げられない状態にされちゃう。
その原因となる厄介な存在が、ジャック・ニコルソンさん。

はじまりからかなり後半まで、なにか、不条理劇を見せられてるような感じが、ずっと続くのね。
それはそれは、見てて辛くなるほど。
“なんで?なんでそんなことになっちゃうの?”という疑問が渦巻きまくる。
“も、もしや、これはタダのドタバタモノだったりするのか?”という不安とともに。
でも同時に、“まさかそんなわけはないだろう・・・”という淡い安心感もあったり。
ホント、不思議な感覚だったな。

淡い安心感の理由は、ゴージャスな役者さん達のおかげか・・・?

アダムメンバー(?)の、Allen Covertや、ジョン・タトゥーロ(コイツこそ、すぐキレる男役)、ルイス・ガズマン(オカマ演技最高)、ウディ・ハレルソン(可愛いっ!)、おまけに、ジョン・C・ライリーさん(爆笑ポイント)!
その他、豪華なカメオメンバー(マッケンロー笑った。)が、“コイツらで、ただのドタバタはあるまいに”気分を持続させてくれたのかも。

そして、御大ジャック・ニコルソンさん。
カレの、ものすごっつームカツクキャラが、まさか、ムカつかせたままで終わるわけあるまいにな気持ちに。

アダム?
あくまでもあたし的に、「Mr.ディーズ」の3倍くらいは良い仕事してくれてたかも。


マリサ・トメイ?
んー、普通。
でも、あの普通さが、価値ある普通さなのかも。
他の人でって言われても、なかなか思い浮かばないもんな。


でーーっ
不条理劇的ドタバタの波に身を任せている最後に、やたらデッカイ(←ココ、ポイント。)ほんわかシーン。
このシーンは、なんだか色んな意味ですごいです。
アダム映画だから出来るのかな、許されるのかな、なんて思ったり。

そして、ラスト。
実は、ココが一番大笑いポイントだったりして。
だって、あのメンバー達が、みんなでクルクル・・・

すごい。
すごいよ、アダム。
やっぱ、あんたぁ、スーパースターだよ。


グ〜〜ス・フラヴァァ〜〜



IMDb・シネマ11

ABC・123 / 2004年03月30日

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