通りすがりのものですが。
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2005年01月26日(水)
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“今、通りすがりが熱い!”
あたしの中で。
最近、ちょっと「通りすがり」について考えることがあって、色々と思うところアリ。
「通りすがり」さんからメールをいただいたことも、1回2回って数じゃないし。
そんな矢先、変なタイムリーさで、本日またもやこの言葉を目にしたり。
“通りすがりのものですが、かくかくしかじか。”
“通りすがりに気がついたんですけど、かくかくしかじか。”
なんなんだろ?「通りすがり」って。
実生活で、通りすがりに、知らない人に、いきなり意見とか文句を言う事ってなかなか出来ないことだと思う。
例えば、電車の無礼な若者に注意するとか、迷惑駐車されて、注意するとか、そんなことですら、ドッキドキで、勇気振り絞りじゃない?
でも、このネット世界だと、それが全く逆になり、簡単なことなんだよね。
知り合いだったり、顔見知りじゃなく、「通りすがり」の方が、意見や文句って言いやすかったりしたりして。
なんなんだろ?「通りすがり」って。
だいたい、「通りすがり」というのは、いっつも通ってるところじゃないところでの話だと思うのね。 たまたま通ったら、何事かに出会うみたいな。
でも、あたしが最近目にする「通りすがり」って、どう見ても、「通りすがり」じゃないと思えてならない。
たまたま偶然、ネットサーフィン中(ぷ。)に、知らない人の掲示板見て、頭のおかしい感じの奴がいたからって、いちいち、「あんた、頭おかしいんじゃない?」とは、書き込みしないでしょー
要するに、名乗らない方が、言いやすいから「通りすがり」を使っちゃうんだよね。 きっと。
別に、否定してるわけじゃないんだ。 そういうのが必要な世界なんだと思うし、ネットって。
実際、ありがたいことに、あたしは、「通りすがり」さんで、嫌な思いした事よりも、嬉しいこととか助けられることの方が今のところ多いし。
ただ、この世界にたっぷりと浸かってる身のくせしてこういう風に言うのは変だけど、顔が見えない相手でも、リアルな付き合いをと日々思っているのね。 だから、あたしは、きっと「通りすがり」は使えないなぁって思う。
でも、今度使ってみようか。 通りすがりのものですがーとか言っちゃって、ばっこり文句でもたれてみようか。
そんなことしても、「通りすがり。」とかって、最後に「。」って句点付けちゃって、バレバーレ。
あう。
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