« 拡散希望 予震・二次災害に備えて 地震対策まとめ。 | メイン | アメ☆ドル部シーズン10・Top24→13? »

March 13, 2011

オトンと総理と、時々、ぽぽちゃん。

オトンと総理と、時々、ぽぽちゃん。

今日は久しぶりに部活の無い娘を連れて、ワタシのオヤジが入院している病院に行きました。
娘は、今の病院には初めて行ったというのに、休憩所でヘッドフォンで音楽を聴きながら本を読んでただけだったけど。
でも、兄のところの姪っこは、病気が発覚してからの爺さんには、いまだに一度も会おうとしないので、娘には、病院に行って顔を見せてくれただけでもありがたいと思っておこうと思います。
女子中学生、めんどくせぇ。

さて。
こんな話は今別にしなくても良いんだけど、今日の話にはやっぱ必要なので書きますよ。
でも、今、チャラけた話は御免被るという皆の衆、あと、『癌』の話はNGという皆の衆は読まぬが吉。
ちょっと今、気持ち緩めたいとか、一瞬アホに付き合ってやっても良いという皆の衆だけ↓続きを読むべし。

ワタシのオヤジは、2年半前、肺がんが見つかり、胸を開いた時にはどうしようもない状態で、即閉じ。
当時のお医者さんの見解では、恐らく1年、優しさ見積もりで2年・・・ということでした。
その後、化学療法っていうの?放射線治療とか、抗がん剤治療を続けて、あれよあれよという間に去年の秋に2年が経っていました。
まぁ、“あれよあれよ”も本人と一緒に居る母には険しい道だったんですけどね。
(ワタシ? ワタシの事はどうでもいいです。)

宣告されていた2年が経過した去年の秋、あれよあれよと思いながらもやっぱり病気は進行してるわけで、その時点で、お医者さんには、もう積極的にするべき治療は無いと判断され、慌てて『緩和ケア』に移行しました。
とは言ってもその時点では、弱ってはいるものの、まだ自分で大体のことは出来ていたので、自宅に居ながら通院で痛みや不快な症状のコントロールを診て貰うという感じでした。

そして、それからの半年間の“あれよあれよ”は、本当に“あれよあれよ”で、それまでの2年間以上のスピードで“あれよあれよ”です。

痛みをコントロールする薬を飲む間隔が狭くなり、その他色んなことをコントロールする薬の種類が増え、起きてる時間が減って、食欲や機嫌の波が激しく、感情が薄くなり、動きが思うように行かなくなる。

という経過を踏み、今や2歩と歩けないし、自分でスプーンを口にもっていくことも出来やしません。
見かねたお医者さんからの勧めで、先週から緩和ケア病棟に入院することになったというワケで、今に至る。

食事やトイレのためにベッドを起こすと目を開ける。
食事が終わり、甘いものを食べて口の周りを拭かれ、ベッドを倒すとすぐ目を閉じて眠る。
もーね、軽く ぽぽちゃん状態?
いや、これマジです。

でもね、それでも頭だけ意外としっかりしちゃってるというか、声は出にくいけど会話もまーまー成り立つし、憎たらしいこと言うし、嫁や孫が来ればカッコつけたがる。

娘だから敢えて言わせてもらえば、一番タチ悪い。

そんなタチ悪い爺さんと、今日話をしてた時の事です。
(お、やっと今日の本題ですよ!<遅っつか、長っ。)

最近の良くない出来事(昨今の天候不順とかNZの地震とか今回の震災とか。)の話を一方的に話すワタシに、それまで反応が薄かったオヤジが、ほとんど出ない声で言った一言。

“菅さんだ・・・”

え?
“菅さん・・・”

え?もしかして、菅直人さんの事?
総理大臣の事??

その後、何が?とか、なんで??とか聞いても、オヤジ、うんうんと頷くだけなので、謎だけが辺りを漂ってました。

なんだろう?
菅さんがなんだって言いたかったんだろう・・・

あ!
もしかして、菅さんの今年の運勢が良くないからだとか、そういう事が言いたかったのか?
いや、まさかね。
でも、一応、菅さんの六星占術見ておいたよ。

1946 年 10 月 10 日( 木 )生まれの菅さんは、水星人 +
今年は、『緑生』・・・すべての影響が2倍になり、物事が成長する時期。ただし駄目になることもある。

ですってよ。

どうなん?
どうなん?オヤジ!

オヤジーっ!


引き続き、こちら↓もよろちく。
「拡散希望 予震・二次災害に備えて 地震対策まとめ。」

投稿者 kove : March 13, 2011 09:31 PM| コメ (0) | a・雑記

コメント

ちょっとコメントしづらいですが、「死にゆく家族」との会話の成り立たなさって経験してないと分からないかもと思うのでコメ致します。

私も母との最後の会話が血圧を下げる薬のことでした。

何言ってるのか分からなくて必死に問いただしたら、向こうの頭痛も尋常ではなかったらしく回らなくなった口で必死に「あたまやみのくすり」って母ちゃん、、、、

「頭痛薬」だったらきっと一回で聞き取れたよ、、、って今でも思い出したらちょっと笑えます。

16年間介護した果ての突然の脳内出血でしたので、唖然としましたが人間そういうものなのかな、と12年経った今では思えます。

姪御さんやお嬢さんは「この状態がずっと続く」と漠然と思ってるんじゃないでしょうかね?

うちのハズバンドは母が危篤状態になった時も「また~?」と言って、病院近くの焼肉屋に友達と行ってしまいました。

焼肉屋に行ってる最中に亡くなったので、さすがにしょんぼりしてましたが、先の見えない介護生活が長かったので責める気持ちにはなりませんでした。彼にとっては「ずっとこの状態」だったんでしょう。

私が危篤になっても「また~?」って焼肉屋に行きそうなのでよく話しておこうと思ってます(笑)

こぶさんのお父様が出来るだけ楽でありますように。

投稿者 ネギ : March 15, 2011 02:22 PM

夫婦共々、こぶさんの大ファンでございます。

初コメ失礼致します。

>“菅さんだ”

ではなく

“神さんだ”

なのでは!?

父の田舎では「かんさん」=「神様」だそうです(笑)

投稿者 まみお : March 16, 2011 02:41 PM

ネギさん、
なんか変な内容にお気遣い感謝です。
介護16年間て想像もできないです・・・
先が全く予想出来ないので迷いと混乱ばかりだけど、体験されたお話は沁みます。
「ずっとこの状態」っていうのすごく分かります。
うちは、娘ばかりか、実際一番そばで介護してる母がそんな気持ちみたいで、どうも現実を見られてないようなので、ワタシが非情に現実を見ていなければ!
って、気張るばかりで一人で変なんなっちゃってます。
あがが。
コメント、ホントに救われますありがとう。


まみおさん、
いらっさいませ、はじめまして♪
“夫婦共々”だなんて!
旦那様はイケメンさんでしょうか?
・・・すみません、初めましてで調子に乗りました。
“神さんだ”
コーヒー噴出させていただきました。(不覚。)
そうか、“神さんだ”だったのか!
そう考えれば合点が行くかm・・・って、それはそれでなんか怖いんですけどーっ
初コメありがとうございました。イケメン旦那様(←勝手に決定。)にもよろしくお伝えくださいませ。

投稿者 こぶ : March 17, 2011 01:46 AM

そうですよね。こぶさんが一番精神的に板ばさみで大変だと思います。

私の母の時も本当に長い介護生活だったので、父はほとんど無関心か怒ってるかのどちらかでした。

葬儀が終わって、日常生活に戻るまで父は泣きませんでした。私も泣きませんでした。

母の介護、介護のために同居していたので父や旦那、赤ん坊の世話で本当に疲れていたので、当時は介護生活からの解放に嬉しささえこみ上げました。

日常生活に戻ってから毎日泣いてる父を見ては「何もしなかったくせに」と腹が立ったし、見ていて白ける思いでした。

今はもう父に対する怒りも自然に無くなりましたが怒りが消化するのに時間は掛かりました。

あの父の無関心や怒りもまさに「ずっとこのままの状態」だと信じ切っていたからこそだったんだろうと今は思える様になったから消化されたんだと思ってます。

今本を読んだりしただけで号泣してしまう自分に少し安心したりする現在です。

こぶさんもいやな思いを1回したら、楽しい事を3回したりして気持ちを切り替えて過ごして下さいね。 

長々と失礼しました。

投稿者 ネギ : March 17, 2011 11:03 PM

ネギさん、
辛かった記憶を思い出させちゃったようでなんか申し訳ないです。
他にもこんなの読みたくなかった人がいるのかな・・・
うちは、やりたい放題やってきた父と文句言いながら付いてきた母で、最後までその関係は変らないんだなーとか思ってます。
夫婦、特に自分の親の事って分からないもんです。
まだ先の事はワタシも想像出来ないけど、一人になった時の母を支えるのはワタシしか居ないんだ・・・とはボンヤリ考えます。
あれ?なんかとりとめ無くなっちゃったな。
すみません。

投稿者 こぶ : March 19, 2011 01:38 AM

え、読みたくなかった人なんていないんじゃないですか?
私はそんな事は全然感じませんでした☆

お母様、お一人になられたらしばらくはお沈みでしょうが、でも女性は強いですから。

かの有名な桂文珍さんも、一人になってしまったお爺さんはお祖母さんの後を追う様になくなりますけど、お祖母さんはどうでございますかー!えぇ~?

って言ってました(笑)

こぶさんも拍子抜けする位カルチャースクールとか通って、楽しまれるかも知れませんよ!

日常生活に戻ってみると、驚くほどの日常が続くと思います。あまり心配なさらない方がいいかとか言いながら、最悪のパターンを紹介したのは私でしたね、、。すみませんでした!

とにかく全ての人に等しく訪れる事なので!
大丈夫なのです。その先は明るいはずです。

投稿者 ネギ : March 19, 2011 02:58 PM

ネギさん、
毎日毎日、オヤジに会えばあったで気持ち落ちるし、会わなきゃ会わないで軽く罪悪感感じたりで、普段はあんまり考えないようにしてるんですけど、ネギさんのお話、色々と指標にさせてもらえればと感謝してます。
そうですよね、誰にでも起こることだもの!
わかってるはずなのに、なんでこんなことに・・・と、世界中の不幸を背負ってるような気分になり、はっとなります。
そんなわけない。
けんかしながら、文句言いながらでも目の前に居る、それが叶わないひとが、日本中、世界中にたくさん居るんだもんな・・・
とか、なんか大袈裟んなっちゃいましたが。

投稿者 こぶ : March 23, 2011 12:33 AM

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)