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March 04, 2005

マシニスト/The Machinist

Machinist01.jpg
怖い物見たさ80%で鑑賞。
怖かったです。他にお客さん居なくて。(後ろの方に、おじさんが二人くらいいた。)

コレ、クリスチャン・ベールの減量の話題と、“365日眠ってない”っていう情報も、いらんっちゅーくらい先行してて、正直、“果たしてコレは、楽しめるんだろか・・・?”と少々不安ありました。

ゲロ痩せの主人公・トレバー(クリスチャン・ベール)が、なにやら犯罪(人殺し?)を犯したらしいシーンから、時間が遡る展開。

話し逸れるけど、最近、こういうの、もう慣れちゃってて、あ、“そういう形ね”とか思ってる自分が嫌です。

で、遡った所から、トレバーが遭う謎めいた事に、見ているほうも巻き込まれて、“なに?え?なに?”と、思いっきし??なわけ。

しかし、途中、っていうか、結構早いうちに、“トレバー、医者行け。”って思っちゃって。
要するに、

「トレバー=なんかしら病気。」

ってのが、前提になっちゃって、もう、そこから先に起こる不思議なことは、全て、

トレバーの妄想。もしくは、トレバー、自分でやってんじゃん?

っていう目で見ちゃうわけよ。
それって、どうなの?

で、結局、ま、思ったとおり、そういうことだったんだけど、それにはそれ相応の理由があったと。

「トレバーが、病気になった理由」と、「トレバーの遭う不思議な出来事全て」の関係こそが、コノお話のキモだったのね。

う~ん。
最後に、キレイさっぱり、全てを知らされて、トレバーの行く先まで教えてもらっても、どうもすっきりしない、コノ気持ちは、なんだろう?

大体そうだろうな、と思ってて、だいたいそうであって、明確な理由もわかって、普通はスッキリするところだと思うんだけど。

不思議だわ。

コレも、コレも、好きだったりすんだけど、この「マシニスト」と言う映画は、それと一緒にしてはいけない、もっと他の何かを持った作品なんだろうか?

いや、間違いなく、クリスチャン・ベールの肉体と演技は、凄まじかったけどね。
“拍手”って言うより、“言葉を失う”って感じで。

投稿者 kove : March 4, 2005 01:26 PM | m・映画メモ部