« 子供対決。 | メイン | 「トゥルー・コーリング」 »
March 06, 2005
サイド・ウェイ/Sideways
文字通り、“オヤジ二人の、人生ちょっと寄り道物語。”
しかも、一人(ハゲてる方)は、ワタクシと同い年。
ああ。
全編通して、
ワイン=人生
という趣で、そして、そのワインにも、色々な種類があるように、人生にも色んな過ごし方があるということを、じっくり、教えてくれるようなお話。
ワインは生き物、毎日成長して、そして、大人になる。
人生と同じように、ピークを迎えた後、またゆっくりと老いて行く。
いつ、ピークを迎えるのかは、その種類や、過ごした環境によっても様々で、考えれば考えるほど、人生と似ているのかも。
このお話の主人公二人のオヤジも、種類や過ごした環境が、全然違うように見える。
当然、今ある人生も、全然違って見える。
その二人が、どうやって友人になったのかは、語られてないけど、何故かお互いに、大切に思い合う友人だというのは、見ててニコーっとなるほど、伝わってくるね。
一見、ハゲた作家志望の高校教師の方が、ハデで若作りの売れない俳優に、渋々付き合ってるようにも見えるけど、案外、それは逆だったりして。
そして、
一見、ハゲた高校教師の方が、思慮深く見えるけど、実は、売れない俳優の方が、ずっと自分の事も相手の事もちゃんと理解してるってところが、すごく面白い。
自分の事を理解して、行動するのって、ホントはすっごく難しい。
それを、売れない俳優は、ハチャメチャに実践してて、こういうのって見てて気持ち良いよね。
自分は、どっちに近いだろう?と考えると、なんとか売れない俳優タイプを目指してもがいてるけど、どうしても、結局、剥げた高校教師タイプになっちゃってんだよなー・・・とか。
情けない事に、NO!アルコールなワタクシでも、ワイン飲めるようになったら、人生ちょっと面白くなっちゃうかもー、な、気持ちにさせられたり。
そうそう、この、めっちゃイイ味出してる、売れない俳優を演じてる、Thomas Haden Churchって、どこで見た事あんだろう?と思ったら、あーた、ワタクシ軽く100回は見た、コレの、ライルじゃんっ
うはー、そういえば、あんな顔だったよ、ライル。
なんか、嬉しいなぁ。
投稿者 kove : March 6, 2005 12:22 AM | m・映画メモ部